ジムニー,  メンテナンス

【ジムニー】ラジエーターホース交換【 JA11】

コーナー説明

このコーナーは日々の整備・メンテナンスに関する整備記録です。あくまで個人記録として記載しています、ご自身で作業される際は自己責任でお願いします、故障やトラブルがあっても当方は関与致しません🙏

ラジエーターホースの不具合

JA11を納車して初のツーリングにいざ乗り込んで行ったのが1月のこと、しかしトラブルが発生してそれどころではありませんでした。原因はヒューズでした。その際にメンバーにエンジンルームを見てもらい色々不具合があることがわかりました。まず治す必要があったのがラジエーターホースからのクーラント漏れです。応急対処としてゴムパーツの補修剤を塗ってしばらく凌いでおりましたが、JA11の最初の整備としてラジエーターホース交換にチャレンジしてみました。というか・・クーラント漏れを起こしたまま走ってはいけません。

ゴム補修した箇所以外にも漏れがあり

ラジエーターの役割

まずはラジエーターの機能と役割についてわかりやすく解説していきたいと思います。JA11のラジエータはフロントのボンネットを開けて目の前にあるこちらになります。写真はラジエーターキャップが開いている状態ですが、普段はキャップが閉じている状態です。停車してすぐの状態は高温になっているため、エンジンが完全に冷えた状態でないと開けることはできないです。写真で見てわかる通り、キャップを開けると中に緑色の液体が満タンになって入っています。

ジムニーのラジエーターはボンネット開けてすぐ目の前

車を動かす動力はエンジンです、エンジン内にあるピストンは噴射されたガソリンを内部で点火爆発することで動力が発生します。しかし、その状態ですと高温状態となりオーバーヒートしてしまうため、エンジンを冷却する為の冷却水を循環させています。

暑い・・
もうダメ、人間で言えば熱中症状態

しかし、水も熱伝導により高温となって行くため、冷却水自体を元の水温に冷ます必要があります、その機能を持っているのがラジエーターです。エンジンで温まった水、クーラントは再びラジエーターまで配管を伝わって戻されまたラジエーターによって冷却されて再循環していきます。今回交換するのはラジエーターホースなので人間で言えば血管ですね。細かく言えば人間には発汗するための皮膚に汗腺がありますが、概念だけ捉えてください💦

体温を覚ます扇風機がラジエーターの役割

ラジエーターホースの交換方法

ラジエーターホースを交換するために、最初にやるべきことはクーラントを抜く作業です。クーラントを放出するコックがあるので緩めます。緩めるとクーラント液が放出されるので空いているペットボトルなどにためます。

ジムニーの排出ホースはわかりやすい

注意してほしいことが、エンジンを覚ました状態でないと火傷しますので、完全に冷却した状態で行います。クーラントが抜けたら、各ラジエーターホースのホースバンドを緩めてホースを外していきます。今回、ジムニーのホースバンドは30年経過していることもあって固着している箇所が数箇所ありました。特に一番車体の下側のホースはパイプを外したり・・

このホースを取るのに1日はかかりました。

ゴムホースを柔らかくするためにラバープロテクタントを使用したり色々大変でしたが、なんとか外すことができました😅

やっと交換できた
サビもなるべく掃除

新しいホースバンドを装着して、再びクーラントを補充します。

外すときと逆の手順です。しかし、クーラント補充後の作業にはエア抜きを行う必要があります。最悪オーバーヒートしてしまうので、エア抜きは必ず行ってください。手順はクーラントを補充した後で、エンジンを始動し、外気取り込みと暖房モードにしました。取り付けたホースを手で揉んでエア抜きをします。補充時にラジエーターキャップ口に合わせてゴムテープを巻いたペットボトルにクーラントを切らさないように補充しながら作業を行います。各部漏れがないかチェックしたら完了です。

ペットボトルで自作

まとめ

クーラント漏れはほっておくとエンジンのオーバーヒートに繋がります。今回、ホース交換をしたのは30年前のジムニー、ゴムパーツは当然劣化していました。これをほっておいても自然には治らないので適切な手順でホース交換をした方がいいです。初めての作業ですが、私は何度か交換作業をしているジムニーフレンズの現場に立ち会っているので今回はできました。最後にラジエーターキャップも新品へ交換。不安がある方は無理せず整備士に任せることをお勧めします。

どうも、こんにちはダイスケです。 こちらのサイトでは沖縄旧車情報について記事を纏め公開していきたいと思います。

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